人生とは面白いもので、なかなか終わらないのである。
先日、父と決別してきた。
はっきりいうが、私はあなたの介護のために生きていく義務はない。
父は、はっきり言って何もできない。
仕事だって今思えば「は?こんなものできないの?」というレベルだったと思う。
最近のお笑い芸人の言葉を借りるとFランクだと思う。
ゆで卵は作れない。
火が怖いのかな?目玉焼きもだめ。
こんなことができない人間が世の中にいるのか?
脳梗塞で倒れた母がなんでもやっていたのは、使い物にならない男をなんとか鞭打って仕事に行かせて給料をもらって来させる努力だったのだと。
電話が来ても雑談には応じず。
その代わりに週2回のデイサービスに行かせる。
週2回のヘルパーさんに1時間だけ掃除をしてもらう。というか当初は掃除機の掛け方、掃除のやり方を教わっていたが、やらなくなった。
アルツハイマー専門医の話では、一人で考えて行動する人間に少しだけするのが大事なんだと。
例えば、「ハンバーグが食べたい」と言われて作るのではなく放置。
食べたければ、食べに行けばいい。
いつ死んでもいいから。
そして、死んだら葬儀は適当にやって、骨は田舎の墓に入れます。
そう言って、自分がどんな人生を生きてきたのかを考えてほしいが、考える頭がないのである。
悲しい。