新疆ウイグル自治区はイスラム教徒の地域だ。この新疆ウイグル自治区と国境接しているのは、アフガニスタンである。
漢族からのイスラム教徒解放を旗印にタリバンが新疆ウイグル自治区になだれ込んできたらどうなるか?
実は国境地帯でのタリバンと人民解放軍の戦闘はあったとういう情報がある。越境してきたのは中国で、応戦したタリバンが完璧なまでの勝利をもぎ取り、人民解放軍を押し戻した。
中国が恐れているのはタリバンによる新疆ウイグル自治区の占領という事態であることは間違いない。
アフガニスタンは歴史上一度も戦争に負けたことがない。
古くはアレキサンダー大王遠征軍を撃破して、大英帝国も2度撃破した。
ソ連も撃破している。
ソ連がアフガニスタンに侵攻したのは、1979年12月24日にソ連軍がアフガニスタンに侵攻した。
この時もゲリラ戦の末に1989年2月15日にソ連が撤退してアフガニスタンの勝利に終わっている。
このテロに対する報復でアフガニスタンに同盟国と共に派兵した。
20年間で費やした戦費は500兆円である。
アメリカが行った戦争では最も長い戦争だった。
この戦争で何が変わったのか?
全く変わっていない。
人民解放軍が勝てるのか?
中国はタリバンとの戦闘になれば、新疆ウイグル自治区がタリバンの手に落ちたらどうなるか?
中国共産党の威信は失墜して、国内が乱れ放題になると考えているに違いない。
だから、中国は明確に言及しないまでも「タリバン政権承認」への動きを加速させるに違いない。
アフガニスタンでのタリバン政権がどんな政治を行うかは見通せない状況である。
アメリカと同盟軍の外交官、家族の撤収が急がれる中、日本大使館に協力してきた現地スタッフとその家族は置き去りにされたままだ。
救援機を自衛隊が派遣するのか?
実は世界が注目している。
救出に行かなければ、「日本は見捨てた」とレッテルを貼られる。
かといって、アメリカ、イギリスは日本大使館スタッフと家族を救うだけの余裕がない。
どういうミッションが行われるのか、不透明である。
タリバン政権が次に狙うのは、隣接の国家であることは間違いない。
中東情勢が実に不安定になるのは間違いない事実だ。
群馬の田舎にある友の別荘で酒を飲みながらこんなことを話しているのだから、日本は本当に平和な国だ。