大阪に行って、いろんな話を聞いてわからんことだらけ。
なので、「あかん、ひこ」と思って帰ってきた。
いつもなら、食い下がる私が、ひきさがったのは、微妙な大阪商人の駆け引きに勝てないと思ったから。
いろいろ代案は出してきた。
でも、動かない。
つまり、
理解できない次元の話をしていたのかもしれない。
卸売をする。
買った会社は商品を作る。
これが売れない。
ならば、独自に商品を作ることを提案してきた。
小売をしたことがない。
この大きな壁を乗り越えるには、おっちゃんを説得するには
何をすればいいの?
というか、
こちらもペイしない。
なので、「お役に立てずに申し訳ありません」と引いてきた。
途中、名古屋によって大須の食品会社に立ち寄った。
会長に挨拶しに行ったら、
「なんや、何ぞあったか」と聞かれた。
さすがだね。
でも、「特にないですよ」と言ったものの
完璧に読まれていた。
一緒にご飯を食べて酒も飲んだけど
一切離さず。
「実は男に逃げられました」
「は、男?そりゃ逃げるだろ」
「なんでです」
「あのな、あんたについていく男は大変ぞ」
「そうですか?料理できるし、働きますしね」
「まあ、ちょっとあほになりなさい」
と88歳の会長は笑ってる。
アホになる。
どういうアホになったらいいのだろうか?
酒を飲み馬鹿話をして新幹線に乗って帰る。
東京駅から20分で我が家についた。
なんとなくほっとして
ピアノに向かう時に
角野隼人さんがライブをやっていた。
ピアノが唯一の癒しになってきた。
これから、真夜中の練習とするか?
明日は、代休いただきます。