東京に帰り大阪の社長から
「あかんな。却下や」と電話をいただいた。
金をかけずに、儲かる方法をもう一度作り直せ!
これがオーダーだった。
企画書完成させるまで、マックに向かい、マーケット調査して、ひたすら考え、何度も書き直し、49回目で完成して、社内に周知して、了承をもらい、寝ないで大阪に向かった。
プレゼンは予定通りだった。
大阪商人の心を掴むことはできなかった。
作り直す。
作り直す前に社長に話を聞こう。
そう思って、電話して大阪にむかう。
新幹線の中はなんだか異次元の空間に思えてきた。
自分がどこかに連れて行かれる気分なのだ。
目の前のMacは何も言わず私を見つめている。
「へいSiri!教えて!どうしたらいいの?」
「私にはわかりません」
そうだよね。
生地の問屋さんが何をしたら儲かるのか?
アパレル企業案件を何回もこなし成功させてきたけど、どうしたらいい?
今までの成功法則が通じない今、何をすればいいのだろうか?
こんな時は手を動かすかな?
と、思っても手が動かない。