風のテラスがすき

てきとーにいきてみたいな。のんびりと。でも、そうもいかないか。

隣の爺さんに食事招待されて、驚きの家がまっていた。

週末のテント生活なんだけどね平日もやってみた。

 

車に食材積んで折り畳みの机と椅子をもちこんで、群馬の友の庭で仕事するとどうなるか?

 

淑子の発案なんだよね。

 

「テントで仕事したらきっとああ作品が生まれる」

 

そうかな?やってみるか?

 

私は事業計画を作りに行くことにした。

なぜか居候も来るというので、有給取らせて四人でワゴン車に乗り込んで群馬に向かう。

 

なんと近いこと。

群馬近くていいじゃん。

 

新幹線にお迎えが楽だけどね。

友にお願いしたのはテントの🏕レンタル!

 

薪は自分達で調達したよ。

持っていった弁当を食べて、仕事開始!

 

Wi-Fiが通じるとなんでもできる。

で、その時ないものがあることに気がつく。

 

電気!どーするの?

そう思いながら考えてみるとら充電は友の家の電気しかない。

 

電気代とテントのレンタル料を支払うことにした。

 

なれども、友は受け取らない。

じゃあ、料理はするよ。

 

超迷惑な金曜日からの乱入に友は「飽きないね」と笑顔で迎えてくれた。

 

一週ぐらい飛ばすかなと思ったけど、薪ストーブと囲炉裏は今が旬なんだよ。

 

真剣にiPadに文字書きながら考える。

バラバラに受注してきた事業を整理して、何で稼ぐかを考えないとね。

 

全てこなしてきましたけどね。

進行中の仕事を書き出し何が足りないのか?収益はこれでいいのか?

損益分岐点計算をしながら、財務諸表を睨めっこしていた。

 

居候はそれなりに考えているのか?

 

わ?何してるの?

写真の整理?

有給だもんね。

 

淑子はひたすらに手を動かして考えている。

 

ヘッドライトをつけながらね。

なかなか真剣じゃない?

 

朝早く出てきたけど、気がつくと夕方じゃない。

 

そろそろ晩御飯の準備をするかと思いインスタントコーヒーではなく、ドリップコーヒーを入れていると「あれ、こんにちは」と来たのは隣の爺さんと婆さん。

 

「あのさ、朝から車見えたからさ、来てるなと思ってさ晩飯用意するから、食べに来いな」

 

と言われて、想定外の喜び。

 

「田舎料理だよ」

 

「楽しみにしてます」と言って夜を待つことに。

 

「仕事いい感じになってきた。18時までに仕上げる」と淑子はスパートする。

 

私は持ってきた食材を母家の冷蔵庫に入れて、荷物の整理して行く気満々なんだけど、淑子は仕事したいのだと。

 

居候連れて行くか!

 

玄関開けて酒持って行くと驚いた。表は古い古いお家。中はちょー近代的なも旦那作りになってる。

 

「おじいちゃんの家すごいね」

「改装したのさ」

「誰がやったの」

「あんたの友達よ」

 

たしかに建築専攻だったな!

就職は広告会社だったけど。

 

家のはりは半端なく大きい。

どこにこんな木があったのかな?

 

この木を買えるということは、豪農なの?

 

なかなか楽しくなってきた。

ワクワク感まんさいの晩ごはんまで、あと少し。

 

楽しみだ。