なんとも忙しい日々だ。
修善寺の温泉で飲みながらブレーンストーミングを繰り広げて、おさんどもは酒を飲まずに話を聞いてくれた。ホワイトボードにあれやこれや書き殴りながら、食事をする。
一通りの食事を食べた後に、さらにおっさんたちの部屋にホワイトボードが移動して深夜3時まで議論が続く。
明日のゴルフは大丈夫なのだろうか?
部屋を出るときに、「あのな、来週きてもらえる?」と言われ大阪に行くことになった。
3時に自分の部屋に戻り、おっさんの部屋から持ってきたワインとチーズを魚に報告書を書く。
サボりは仕事になり、ご新規さんの開拓にもなった。
寝るか。
8時に朝食にして降りて正解だった。
8時に起こされ、一人朝食をとる。
もう一度寝るかと椅子に座り、能舞台を眺めながら足を投げ出して寝る。
チェックアウトに間に合うようにしないとね。
さて、勘定を払おうとすると「もうお支払いいただきました」という。
「は?誰が?」
「昨夜の紳士の皆様です」
そして手紙を受け取った。
「偶然にもあなたに出会い、さらに偶然に宿も同じでした。強引に宴会に誘いあなたの貴重なサボり時間を奪ってしまいましたことをお許しください。来週、お待ちしております」
これを見て戦闘モード全開になった。
まずい。
大体のことはiPhoneで写真にしておいた。
会話は録音しておいた。
さて、プランを真剣に考えて提案しなければいけない。
一人でできる仕事ではない。
出社するか。
のんびり帰宅して、PCを久々に開けたら
「どこにいる」と各所からメールの嵐。
想定内であるけどね。
そして、報告書をまとめメールした。
朝一出社しろときたか。
いいでしょう。
朝一とは7時のことだ。
部長の出社時間は8時、他は9時20分だから
7時に全て揃えておけばいい。
そう思いながら、プランをまとめる。
テスト事業を遂行する経費算出も行い
誰を参謀にするかを考える。
メールを飛ばし、後は連絡をまった。
さてどうなることやら。
明日が楽しみになってきた。
おっさん達は金を持っている。
ワインの選定、日本酒の選定はプロだった。
チーズの選び方もうまい。
百戦錬磨の猛者を相手にビジネスができるだろうか?
大阪支社への信用調査依頼を出して寝た。