中東のエアラインを解雇された居候は、実家に服を取りに行き、スーツを新たに買って元気に出勤中。
英語
に加えて、スペイン語ができることは判明。
ルームメイトがスペイン人で、スペイン語を習っていたらしい。
こうなると、パラリーガールの価値は鰻登りになる。
日本国で犯罪を犯し収監されている外国人の最大派閥は、ヒスパニック、アラブ、中国の順に並ぶのだと。
裁判所の通訳さんも大変。
実際に東京地裁の当時通訳の需要はものすごいものなのだ、せこい裁判所は同時通訳の時給を1万円に抑えている。
弁護人も通訳が必要なんだけど、経費のかかる通訳を雇いたくないから、弁護する人がいない。というか少ない。
多言語を使いこなしてきたから、当然仕事は増える。
問題は、英語ができるだけのCAの再就職先なんだよ。
パソコンが使えない。
Excel、Wordは触ったことがある程度。
これは訓練すればいいとして、どうやって訓練するか?
とにかくやらせるしかない。
会社設立の準備を手伝ってもらうかなと思っても、教えることが多すぎて大変。
なんとなく疲れてきた。
そんな時に淑子が来た。
「ちょっと欲しい万年筆があるんだけど、出品者とうまく交渉ができない」
ん?英語か?
居候に見せると
「こなの簡単」とバリはやの英語タイピング。
とにかく速い。
何回かやり取りして
値切り交渉成立。
ただし、抱き合わせ販売になる。
それでも、淑子は「日本での半額以下よ」とご満悦!
ん?
これって、英語しかできないあやつにやらせるか?
ebayで仕入れて、日本で売る。
個人輸入ならできる。
売れるかな?
試しにやらせることにした。