風のテラスがすき

てきとーにいきてみたいな。のんびりと。でも、そうもいかないか。

いつかは介護の悩みがくるのかな⁉️

不幸とは突然やってくる。

 

母が倒れたと連絡を受けて実家に急遽帰宅。久々に車飛ばして帰る。

 

途中父から病院名を聞く。

 

到着してすぐに医師との面談。

父はショックで何もできない。

 

仕方がないから説明聞いて

手術の同意書にサインした。

 

しばらくすると執刀医が到着して緊急手術。

 

その間、父はフリーズ状態。

 

兄弟に連絡して、病状を医師の友に報告。

 

手術の勝負はあと2時間だと。

 

がんばれ お母さん

と思いながら、隣にいるもう1人の老人を見ていたら、これから大変なのは母より父だということに気がつく。

 

手術は成功した。

母に声をかけると反応がある。

 

「バスタオル、ヌカ」

 

「なに?バスタオルにヌカ⁉️」

 

ヌカを回せたいうことかな?

 

そう思いながら、母と話すが会話なく

帰ることに。

 

父は先に家に帰したが

寝れないみたい。

 

とにかく、母の保険証を探さなあと思い実家を探すも出てこない。

 

なんでだろう?

 

通帳が一つも見つからない。

 

印鑑もない。

 

どこに隠してあるのやら?

 

で、父はというとガキに帰るのだ。

 

「しばらくいるよな」

 

「いや、帰りますよ。仕事ありますから」

 

「飯をどうしようか?」

 

「作れないのだよね」

 

仕方がないから、料理を作り一週間分のお弁当のおかずを作る。冷凍する。

 

順番にレンジで温めてね。

 

と言いたいのだが、レンジの使い方がわからないらしい。

 

母が「料理のできない男は社会のゴミだ」と言っていたのがよくわかる。

 

ネットで調べる?

 

できないよね。

 

 

それから、電話攻撃が私にくるのだ。

 

15分おきに!

 

参った。どうするかな?

 

しばらく実家に帰ろうな?

 

淑子に任せて行くか⁉️

 

 

と思っていたら、淑子が弁当を作り部屋に来てくれた。

 

 

「しばらくいてあげたら?」  

 

「いたら、実家から出れなくなるよ」

 

「兄上は⁉️」

 

「今、飛行機の中だよ」

 

「親父を入れる施設を探さないと、、、、」

 

「1人で家事ができない男はそうするしかないよね」

 

「淑子のお父さんは、料理得意だもんね」

 

「毎日、親父が料理作り食べさせてる」

 

素晴らしいお父様だ。

料理が趣味の男がいいな!

 

フランス料理のフルコースをスーパーの食材で作れる男。

 

しばらくは、戦うしかないのだな。